壁面緑化を検討中ならお手入れが簡単な造花の壁面緑化で緑ある空間を!! 緑があって見た目に美しい壁面緑化ですが、本物の植物で壁面を飾ろうと思うと、コストやメンテナンスも必要になります。そんな時に、お手軽に緑化を取り入れられるのが造花の壁面緑化です。ここでは、壁面緑化を取り入れる魅力についてお届けします。是非、壁面緑化の参考にして下さいね。 壁面緑化とは? 壁面緑化とは、建物の外壁に植物を生育して、緑化する事です。実は、日本では、昔からヘチマやアサガオなどの植物を育てながら、日よけとして利用していた歴史がある事は知っていましたか?この習わしと同じ働きを、現代では壁面緑化と言う形で行っています。外壁が植物に覆われるため、建物は太陽光から守られて、遮光や表面温度上昇抑制の効果が得られます。また、主に、建物外壁に施される事が多かった壁面緑化ですが、近年は造花を使用して室内でも見られるようになっています。緑が見る人の心を癒すので、オフィスや店舗内でも積極的に取り入れられています。 壁面緑化に本物の植物を使う問題点とは? 壁面緑化のメンテナンス費用 壁面緑化は、設置する際に費用がある程度かかります。例えば、ネット、ワイヤー、固定する部品などは必要になりますし、水やりシステムを導入する場合にはさらに工事費用が発生します。また、ある程度壁面緑化が完成しても、その景観を維持す為にメンテナンスにも手間や費用がかかってきます。さらに、緑化が進行してくると建物全体の重量が増加する為、構造強度を上げる必要性も発生し、壁の強度や耐震性を考慮する必要もあります。 壁面緑化の植物の手入れ 街中で見かける素敵な壁面緑化された建物と言うのは、日頃からしっかり手入れされています。やはり、自分が理想とする壁面緑化の外観や効果を得る為には、植物へのこまめな手入れは欠かす事ができません。壁面緑化の規模にもよっても変わりますが、ただ単に無造作しておくだけでは、綺麗な状態で外観を保っていく事はできません。特に、施工直後は植物の根付きが不安定なので、まめに見てあげる必要があります。水やりの量やタイミングも、植物の種類、季節、環境などで変わり、肥料も生育に大きく影響してきます。なので、適切な肥料を調べて、タイミングよく与える事も大切です。美しいままの形を維持する為には剪定も必要な場合もあります。 壁面緑化の害虫駆除 壁面緑化は、見た目は美しい壁面ですが、実は、植物の葉っぱには害虫などが付いています。病害虫対策としては、年数回の薬剤散布が望ましいですが、住宅地や都市部ではそれが難しい場合もあります。 周囲への配慮 壁面緑化は、成功すれば見た目に美しく環境にも配慮した壁面となります。しかし、壁面として上手くいかないと、景観が損なわれてしまう事をはじめ、管理がずさんだと周りにも大きな迷惑をかけてしまいます。なので、壁面緑化のメンテナンスの手抜きはできません。壁面緑化をするのであれば、枯れ葉掃除などはまめに行う必要があります。また、壁面緑化で人気のある商物の中には、枯れやすいものもあるので注意しましょう。枯れ葉は排水溝の詰まりに発展する可能性もあります。また、壁面緑化に薬剤散布する場合は、周囲へ事前報告するなどの配慮も大切です。 壁面緑化に造花を使用するメリットとは? そもそも造花の良さとは ① 水や延命剤の手入れが不要 壁面緑化に造花を使用する事で、手入れをしなければならない煩わしさが無くなり、花や緑を楽しむ事ができると言う点は、造花の最大の強みです。水交換、延命剤、水揚げ、これら全ての手入れが必要ありません。なので、造花であれば、手軽に花や緑を飾る事ができます。 ② 植物を飾る場所を選ばない 造花は、特に植物を飾る場所を選びません。これも嬉しいポイントですよね。日光や風当たりなど気にする必要が無いので、どんな場所にも飾る事ができます。なので、場所を花や緑で彩り楽しむ事ができます。 ③ 半永久的に飾る事ができる 造花と言うのは、お気に入りの花や緑の美しさをいつまでも保つ事ができる事は、造花の素敵な所です。生花の場合は、時間が経つと芽が出て蕾になったり、花が咲いてもやがて枯れてしまったり、その時々の美しさを感じる事も素敵です。しかし、装飾品として長く飾っていたい場合、最も美しい華やかな姿は長く保って欲しいものです。造花であれば、半永久的に飾る事ができるので、いつまでも美しい景観を保つ事ができます。 ④ 衛生面に優れている 造花は、生花では無いので花粉も無くアレルギーの心配もがありません。また、水を使わないので、バクテリア繁殖の心配も無く清潔です。このように、造花と言うのは、体質に関係なく楽しめるものでもあるので、そう言う点も嬉しいポイントです。最近は、生花の持ち込みを禁止する病院も増えている事を知っていましたか?大きな理由は、入院患者さんは免疫力が弱っている方が大半なので、菌などに人一倍気を遣っているからです。しかし、造花であれば衛生面に優れているので、安心して。過ごす事ができます。 ⑤ 季節問わず好きな花や緑を楽しめる 造花は、季節問わず好きな花や緑を楽しむ事ができます。本来、花や植物にはそれぞれ開花時期があるので、季節によって手に入らない花もあります。ですが、造花であればお気に入りの花や緑も、季節もの問わず一年中楽しむ事ができます。 ⑥ 自由なアレンジができる 造花は人口物なので、曲げる・ねじる・しならせる・傾けるなど、色々と自由にアレンジメントが効きます。また、密集させても傷む事もありません。オリジナルのデザインで暮らしや空間を彩る事ができます。 ⑦ 装飾が長持ちする 造花は枯れないので、買い直す必要はありません。10日〜14日程度で寿命が来てしまう生花に比べると、コストパフォーマンスが圧倒的に良いといえます。 壁面緑化にフェイクグリーンを使うメリットとは? 造花の壁面緑化の人気理由 緑の空間の素敵な演出 各種公共施設、商業施設、オフィスビルなどでも、壁面や屋上を利用した壁面緑化や屋上緑化が人気を集めています。無機質だったスペースに緑を施す事で、都会のオアシス的な機能を持たす事ができ、リフレッシュ空間や人が集う場所を生みだす事ができます。デザイン性豊かにレイアウトすれば、話題性や宣伝効果も高まり、集客効果も期待できるメリットをあります。 自然に触れ合いリラックス 緑を眺めたり、緑に包まれたりする事は、精神の安定、肉体疲労の回復、ストレス解消などの効果があると言われていますよね。森林浴がその良い例ですが、心がスーッと軽くなるような感覚があります。壁面緑化の規模にもよりますが、壁面緑化や屋上緑化にもそのような効果を期待する事ができます。都会に緑を呼び戻す効果的なアイディアでもあります。 ブランディングアップ 例えば、自社ビルを所有している会社では、自社ブランド価値を上げる為に壁面緑化を採用するケースも多くなっています。地球環境への取り組みを一目で理解してもう事ができ、会社としてのブランディング構築にも役立ちます。さらに、商業施設で壁面緑化を採用する場合、緑の癒しの効果で、訪れた人の滞在時間が長くなったり、リピート率が上がったりする傾向がある事が分かっています。なので、ブランディング構築や集客効果に繋げていくつ意味でも、また、働く人の環境を良くする為にも、壁面緑化に期待が寄せられています。 壁面緑化に造花を使用するメリット 壁面緑化は、室内・室外を問わず活用できる 壁面緑化は、室内・室外を問わず活用できる事が大きな魅力的です。しかし、本物の植物を導入した場合には、管理したりメンテナンスしたりする事が難しい方もいます。そんな時には、造花に頼ると言う事も一つの方法としてお勧めです。植物が育って伸びる事がないので、定期的な剪定も不要です。それに、管理の手間が省く事ができるのはもちろん、設置した当初のデザインからも外観が崩れる事はありません。手入れで面倒な落ち葉を集めや水やりなど、手配して管理をお願いする必要もありません。他にも、日当たりや温度を気にする必要も無く、太陽光が当たりにくい室内の壁面緑化を考えている場合、造花の壁面緑化で理想的な緑化を実感させる事ができます。オフィスや店舗などでは、植物管理に時間を割く事を考えると、導入する事を見送ろうか悩んでしまう事もあるかと思います。しかし、造花の壁面緑化はこういった手軽で便利な点がメリットです。 機能性の高い壁面緑化の造花もある 最近では、光触媒フェイクグリーンと言う造花も登場してきています。光触媒と言うのは、光を当てる事によって触媒作用を示す物質の総称です。これを造花にコーティングを施し、太陽光や蛍光灯などの光を浴びる事によって、強い酸化力が発生してウイルスや細菌を殺菌する効果や消臭効果を発揮します。部屋に置いておきながら光を当てているだけで、殺菌や消臭を行うので、光触媒フェイクグリーンは、今後、様々な店舗やオフィスなどでより必要とされるものとして注目されています。このような手軽さと機能性は、造花の壁面緑化の大きなメリットと言えます。 造花なら緑化した壁目のお手入れも簡単 お手軽で導入しやすい造花は、手入れもとても簡単です。月に一回程度、壁面緑化に付いている埃を落とすだけで、メンテナンスは問題ありません。ポイントは、乾いた布で拭き取ったり、柔らかい繊維のはたきを使ってさっと掃除したりするだけでOKです。本物の植物では無いので、多少強く布が当たっても葉や茎などを傷めてしまう事もなく安心です。 また、光触媒を施した造花は、直射日光は当たらないようにして、雨などに濡れないようにする事も大切です。光触媒は汚れを付きにくくする効果もあり、簡単に汚れる事はありませんが、埃が気になる方は乾いた布などで拭き取ってあげるだけで、簡単にお手入れは完了です。但し、光触媒は時間の経過で効果が失われます。なので、効果を持続させるには光触媒用スプレーを造花に吹き付ける事で、効果を継続させていく事ができます。 造花と本物の植物・壁面緑化の価格差とは? 造花と本物の植物、どちらの壁面緑化にもメリットがあります。しかし、壁面緑化に使用する場合の、それぞれの価格は一体どれ位になるか比較してみましょう。 造花の壁面緑化の場合 作業内容によってもレンジは広くなりますが、造花の壁面緑化は1㎡あたり約50000円~100000円が相場価格となっています。壁面に使用される造花の種類、ボリューム、デザイン、設置場所など、これらの要素によって価格にはバラつきがある事を覚えておきましょう。 本物の植物を使用する壁面緑化の場合 本物の植物を使用する場合、導入システムによって価格にはバラつきがあります。例えば、カセット式多機能緑化システムの導入では、1㎡あたり約60000円~12000円が初期費用の目安となっており、加えて、維持費として1㎡あたり年間で約3000円~5000円が必要です。また、ワインリーフスクリーンの場合は、1㎡あたり約10000円~40000円が初期費用の目安となっており、維持費として1㎡あたり年間で約1000円~2000円が必要となります。 造花と本物の植物・壁面緑化の比較 本物の植物で壁面緑化を導入場合、植物管理する為のシステムが同時に施工されるようになります。なので、そのようなシステムが導入不要な造花の壁面緑化と比べると、工事費用は割高になります。造花の壁面緑化の方がリーズナブル価格で、壁面緑化を導入する事ができます。 まとめ 壁面緑化に本物の植物を取り入れると、衛生面や安全面の不安がどうしても問題点に挙げられます。また、壁面緑化を完成させる際には初期費用が、景観を保つ為には維持費も必要になります。なので、植物の手入れをこまめに行う事を考えると、造花の壁面緑化を取り入れた方が導入後も負担がかからず手軽であると言えます。植物と言うのは、私達人間とは切り離す事のできない、深い関りを持っていますよね。緑の無い生活と言うのは、どこか息苦しく感じる事もあるものです。造花の壁面緑化は、低リスクでありながら身近に緑を感じられる環境を作る事ができるので、多くの人に向けてふとした瞬間に癒しをもたらす事ができるのも嬉しいポイントです。皆さんも是非、造花の壁面緑化で空間を彩ってみませんか?